トップ
新製品情報
製品案内
自転車雑学辞典
レーシングチーム
スキル-シマノ
イベント情報
トップページへ  > レーシングチーム
スキル-シマノ
  > 2005年レースレポート  > 40e Amstel Gold Race (UCI Pro Tour)
40e Amstel Gold Race (UCI Pro Tour)
2005/04/17
オランダ、マーストリヒト~カウベルグ 250km
シマノ参加メンバー:狩野・土井・アレン・マルコ・エルケ・ステファン・ローレンス・ジュリアン

参加選手数:200名

参加チーム:ゲロルシュタイナー(ドイツ)、クイックステップ(ベルギー)、ロット(ベルギー)、CSC(デンマーク)、T-Mobile(ドイツ)、ラボバンク(オランダ)、サニュエルデュバル(スペイン)、ファッサボルトロ(イタリア)、ランプレ(イタリア)、ディスカバリチャンネル(アメリカ)など、プロツール及びコンチネンタルプロ及合計25チーム


狩野、惜しくも完走を逃すが大健闘!

アムステルゴールドレースは、プロツアーカテゴリーに属し、自転車レースの盛んなオランダで一番大きな大会であるといっていい。また我々が今期に出場できるレースの中での一番のビッグレースでもある。コースにはいつも以上の観客が詰め掛け、またプロツアーチーム所属のビッグネームが多く顔を揃えた。

シマノメモリーコープは、地元チームということで注目度は高く、その中でも日本人が初出場ということでさらに話題を呼び、前日の新聞には狩野、土井の両選手の大きな写真が掲載された。

スタートはオランダ最南端のマーストリヒト。そして丘陵地帯であるリンブルグ地方のわずか30km四方の範囲内で、アップダウンの変化の富んだコースをこなし、カウベルグの丘の頂上にゴールするというもの。最大勾配20%以上の激坂や、車一台しか通れない細い道、曲がりくねったコースレイアウトで、見所が多すぎるほどの250kmである。
レースは10:15にマーストリヒトの町をスタート。この日は朝から天気が優れず、肌寒く、小雨がぱらつき、霧が終日かすめていた。
スタートラインでの土井。一番奥はオランダチャンピオン、エリックデッカー
出走スタート時にインタビューを受ける狩野
スタート前のエース ステファン シューマッハ(左)
WH7801Carbonを使用。軽量でありながら、ハイスピードにも対応。
序盤からエスケープを成功させた4人
スタート早々、アレンを含む4名のエスケープが成功し、トップグループを形成する。メンバーは、グリフコ(ドミナバカンツァ)、クリストフモロー(クレジットアグリコール)、アーウィンタイス(ミスターブックメーカー)、とアレンの4人である。

距離が長いため、集団は誰も追う気配をみせず、差がどんどんひらいていく。30kmで5分、50kmでは11分の差がひらく。

一方、狩野と土井を含むメイン集団はほとんど崩れることなく進み、一回目のカウベルグの丘を通過する。このカウベルグの丘は、ゴールを含め、3回上ることになる。よって、一番の観戦ポイントとして多くの観客が詰め掛けた。
コースは、80km地点過ぎから、「狭い道」、「激坂」が増し、選手を苦しめていく。加えて路面状態はウェットで、コースアウトや、パンクも多く見られた。100kmを過ぎても快調に飛ばし、11分の差を保ち続けた4人であったが、120km地点でグリフコがパンク。時を同じくして、アレンが脱落し、先頭は2名になる。

一方、集団で喰らいついていた土井も、ドイツとベルギーとオランダの国境が交差する激しい丘陵地帯で遅れてしまう。ここからは、息つく暇が無いほどのアップダウン及び曲がりくねった道が続き、脱落する選手が見え始める。しかし、狩野は遅れることなく、集団をキープし、山場を乗り超えることに成功する。しかし160km地点を過ぎ、畑のあぜ道の狭い下りのコーナーで、路面がぬかるんで居た為に、落車が発生。これに狩野は巻き込まれなかったものの、それで慌てたか、その先のコーナーで、スリップし単独で落車。すぐに立ち上がり集団に追いつくが、ここで少しリズムが狂う。

そして2回目のカウベルグの丘をクリアし、スタート地点のマーストリヒトに向かう平地区間に入る。ここで、一気に集団のスピードが上がり、190km地点で狩野は脱落。同時期にマルコもパンクし、二人で集団を追うが、山場に入り遅れ始める。シマノから残るのは、エースのステファン、エルケ、ローレンスの3人となる。レースは、最初から逃げていた2人が200kmを超えても依然、2分差で逃げ続けている状況だ。それを追って地元のファンボン(ロット)、ウェーゼマン(T-Mobile)が飛び出すが成功しない。ついに約230km付近では、集団は逃げているメンバーをすべて吸収する。

サポートカーから監督の指示を受けるアレン
80km付近の土井
70km付近の狩野(中央)
集団を必死で追う土井
落車後、集団を追う狩野
ここからが最後の勝負となる。ラスト10km地点にある最大勾配約25%のコウテンブルグのような激坂が続き、選手をどんどんふるいに掛け始める。ここでエルケ、ローレンスも遅れ、集団は約30名。シマノで先頭に残るのは、シューマッハのみになる。
そして勝負は、ゴール前の約1kmにわたるカウベルグの丘での上りスプリントに持ち越された。有力選手の中から、イタリア人・ディルーカ(リクイガス)がそのスプリントを征し初優勝を果たした。一方、シマノのエース・ステファンは、15位と大健闘した。

また、今回、初の大舞台を経験した日本人選手、狩野と土井は、完走は果たせなかったものの、現在の自分の力を充分に発揮できたと思う。特に狩野は、落車さえなければ、完走は可能だったように思うし、その辺りは監督であるピットフクストラも賞賛していた。

大健闘した狩野
ゴール前に詰め掛けた多くの観客達
まだまだ、我々の挑戦は始まったばかりである。選手は、この大舞台での貴重な経験を生かし、これから続くシーズンを実りのあるものにしてくれる事と思う。今後、チーム共々、一歩一歩、確実にステップアップをしていきたいと思います。これからもどうぞ応援宜しくお願いします。
結果
順位 選手名 所属 タイム
1位 Danilo Di Luca Liquigas - Bianchi (Ita) 6h21m07
2位 Michael Boogerd Rabobank(Ned)  
3位 Mirko Celestino Domina Vacanze(Ita)  
4位 Davide Rebellin Gerolsteiner(Ita)  
5位 Miguel Angel Martin Perdiguero Phonak Hearing Systems(Spa)  
6位 atrik Sinkewitz Quickstep(Ger)  
15位 Stefan Schumacher Shimano - Memory Corp(Ger) +0m10
101位 Laurens Ten Dam Shimano - Memory Corp(Ned) +7m04
DNF 狩野智也   (約200km地点で脱落)
DNF 土井雪広   (約130km地点で脱落)
出走者200名、完走者107名
レポート:今西 尚志(コーチ)
フォトライブラリーと選手コメントへ
Corporate Cycling Fishing Other
© 2009 Shimano, Inc. ALL RIGHTS RESERVED